初日から1週間、よーやく覚書終了( ̄■ ̄;)ヨ、ヨカッタ
第3弾は、シリアスな部分なんで、110の感想は無しで、
公演部分はレポのみにしてみましたー。
勘違い、思い違いあります。
会話部分は何となくそんな感じだったレベルで受け取ってくださいーv
第3弾は、シリアスな部分なんで、110の感想は無しで、
公演部分はレポのみにしてみましたー。
勘違い、思い違いあります。
会話部分は何となくそんな感じだったレベルで受け取ってくださいーv
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広場ではマーとベンが町娘達を相手にナンパ中。
そこへ階段③から険しい表情をしたティボルトがやってくる。
ジュリエットの結婚を聞いて自暴自棄になっているティボルトは
難癖をつけ、売られた喧嘩を買ったマーキューリオとの剣を交えた乱闘に。
階段④からロミオ登場。
慌てて二人を止めに。
(二人の間にどう入ろうかとステージ下D列前に降りることも。)
ティボルトに「お前とは兄弟のように仲良くなりたんだ!」
と、必死に剣を収めさせようとするも、敵の家の跡継ぎに言われても
鼻で笑うティボルト。
ロミオが地面にお尻をつき、ティボルトに剣を向けられながら
「やめろ、レンゲの花が悲しむ!」
そこで、ようやくティボルトは幼なじみのジュリエットの相手が
ロミオ・モンタギューと気づかされる。
ティボルト「おまえか―――!!」
一気に頭に血が上って剣を振り下ろすティボルト。
その騒ぎの中、ティボルトの剣がマーキューリオの体を突き刺す。
目をこれでもか!というくらいに見開いて、今目の前の光景が
信じられないロミオ。
マーキューリオを抱きながら「早く医者を!」と叫ぶも
マーキューリオは船に乗る夢を果たせないまま死んでしまう。
ロミオは傍に落ちていた剣を広いティボルトを追う。
階段③上にロミオ、④にティボルトで決闘のイメージ。
円形ステに下りてきて、激しい戦いが続いていると・・・。
寝転んで上に向けているロミオの剣に、自ら向かって行ったティボルト。
「これでお前は、跡取りでも幸せな花婿でもない・・・。
ただの殺人者だ。
キャピレットもモンタギューも滅んでしまえ!!!」
必死でロミオを「あれは事故だったんです」とベンヴォーリオが庇っても
人を殺した罪は消えず、大公はベローナの町からの追放を言い渡す。
階段④にて
ロミオ「追放?もう家族にも会えない、ジュリエットを守ることもできない!」
そのまま④からはける。
ロレンス神父の教会にて。
階段③よりカーキ色の腰丈のマントを着たロミオ登場。
打ちひしがれるロミオに神父は
「若い人は嘆き悲しむことしかしない。感謝をしろ。
ジュリエット生きている、そしてお前に会いたがってる事だ。
これが一つ目の幸福。
二つ目はティボルトは殺そうとしたがロミオお前も生きている。
三つ目は、大公が下した判決は追放だ、死罪ではなく。
いずれ折をみて、私から二人が夫婦になったことを伝え、
ベローナに帰ってこれるようにしよう。
しばしの別れの前にジュリエットに会ってこい。
若者らしく笑顔で、いってきますと、言って。」
ロミオ「四つ目の幸福は、こうして神父様が親切にしてくださることですね」と。
「いってきます!」ようやく笑顔が出たロミオは階段③へはける。
階段④から大きな白い枕を片手に持ったジュリエットと、
ベストを脱いで白ブラウスの裾をパンツに入れず、
上に出したロミオが手を繋いで下りてくる。
赤い布が円形ステに全体にひかれて、その上に寝転がる二人。
間に置かれた枕の上で手を繋いだまま。
ロミオ「ジュリエット、綺麗だよ。さっきまでの君は特に。」
ジュリエット「これで本当の夫婦になれたのね」
起き上がって、ロミオはあぐらをかいてジュリエットは膝を抱いてる。
「俺はモテるから、浮気をしちゃってすぐ君から家から追い出されちゃうな」
「窓からあなたを放りだすけど、荷物はもらっておくわ。」
朝が近づいて、もう別れなければいけない時間が迫ってるのに
どうしても名残おしい。
「行かないで」と座ってるロミオを後ろから抱きしめるジュリエット。
バリヤが慌しく部屋へ入ってきて、「隠れなさい!」
両手で持って、床にひいてあった赤い布を壁のように自分の前に垂らすロミオ。
ジュリエットの両親が入ってきて、結婚が決まったことを告げる。
「嫌です!私には心に決めた人がいます!!」
泣きながら隠れているロミオの横に立ち、その手を握るジュリエット。
初日には、親の気持ちも分からない娘!と責め立てられるジュリエットに、
赤い布の後ろからすすり泣く声が。
7日は隠れているロミオが見える位置に座っていたので、
ジュリエットが真横の位置にくると
彼女の方を苦しそうな表情で見上げるロミオ、
3人の話を聞いてる時は、つらそうに顔を背けるロミオが見えました。
ジュリエットは、両親からの懇願に結婚を受け入れる返事をしてしまう。
階段⑤に移動していたロミオはその瞬間、苦しそうに身をよじり握りこぶしをつくる。
ロミオが神父にあてた手紙には、
「彼女の本心ではないことは分かっています。
だからこそ心配なのです。
どうか彼女の心の支えになってあげてください。」と。
どうしても結婚が嫌で、神父に相談に来たジュリエットは、
24時間仮死状態になる薬を神父から受け取る。
一気に飲み干し、その場に倒れるジュリエット。
ロミオ階段④から登場。
白地に黒い線でかかれたユリの柄のチュニック、
カーキ色の細身のパンツに黒ブーツ、腰のベルトに短剣。
他の町に追放され、神父の知り合いの薬屋に身をおくロミオの
元にベンヴォーリオがやってくる。
「俺は元気だよ!港についた船の荷物の上げ下ろしを手伝ってるんだ。
俺にはジュリエットと住む家を買うっていう夢があるからね。
休んではいられないよ!」
明るく振舞うロミオにベンヴォーリオが、結婚が嫌でジュリエットが
服毒自殺をしたことを告げ、最後に書いたロミオ宛の手紙を渡す。
彼女の死を信じようとしないロミオを心配するも、
「放っておいてくれ!
正直限界なんだ、こんな生活。
いくら働いたって家なんて買えやしない・・・。」
腰にあった短剣を放り投げ、
「家を出るときに唯一持ち出した、短剣だ。
これを売れば、家の一軒や二軒買えると思ったけど、
それじゃ意味がない。そう思って働いてきた。
権力や身分を嫌っていたけど、結局金が無きゃ何にもできない。
今だって、これをもって質屋に行くところだったんだ!
それでもジュリエットだけが俺の夢だったのに。
頼むから帰ってくれ、一人にしてくれ。」
泣き叫ぶロミオが見つけたのは、罪人や大病の患者に与える毒薬。
直ぐに僕も逝くからと、教会へ向かう。
その直後、神父の使いがロミオが住む家へ。
神父からの手紙を持った右手を振り上げ、
「ロミオ様!ローレンス神父からのお手紙です!
ジュリエット様は死んではおられません、眠ってるだけです、ロミオ様!」
伝言を聞けないままロミオはジュリエットが安置されている教会へ。
階段①から登場。
階段⑤に花に囲まれるように横たわっているジュリエット。
「頬もまだ紅く今にもしゃべり出しそうなのに、脈はない・・・。」
彼女の手紙を広げるロミオ。
代読するコロスの声が響く。
「再びあなたに会うまで、私は眠りにつきます。
そんな悲しい顔をしないでください。また直ぐに会えます。
まだ時間があるので、あなたと今何がしたいか考えてみます。
まず、歩きます。つまらないと思われるでしょうが、二人で歩きたいのです。
そしてあなたの働く場所で、いつも夫がお世話になっています、
と、少し背伸びして挨拶するのです。
家に帰ったなら、ふたりで食事を。
そんな普通の暮らしをしたいのです。」
ロミオ「ジュリエット、許してくれ。馬鹿な俺のせいで。
ティボルトにだって夢や希望があったはずなのに!」
薬ビンの中身を一気に飲み干し、彼女の傍に倒れるロミオ。
朝が来て、日差しがジュリエットを照らすと眠りから覚めるジュリエット。
傍に眠るロミオを見て、
「あなた、そこにいらしたの」
けれど返事はなく、手に持っていた薬ビンを見てロミオが
死んでしまったことに気がつく。
一人では死なせないとビンを持つが、薬は残っていない。
せめて、唇に残った毒で・・・と指先でロミオの唇をぬぐっても
もう1滴もない。
ロミオの腰の短剣を抜き、逆手に持って自分の胸にあてるジュリエット。
決心したかのように、客席へ顔を上げ
「怖くは無いわ、あなたと会えるんですもの!」
一気に短剣を引き寄せ、ロミオの傍に崩れ落ちる。
二人の家族、友が悲しみにくれながら両サイドの階段から下りてくる。
バリヤ「私には分かりません。お二人がどうしてそんなに死に急いだのか。
生きていれば希望がやがて生まれてくることもあるでしょうに。なのに何故・・・」
大公「この町ベローナは、愚かな大人達の憎しみあいのせいで
若い2人の愛を踏みにじり無常にも死に追いやったと、世界中に知れ渡るだろう。」
階段⑤に横たわる二人に光がさし、
天国へ向かうかのように二人が手に手をとって階段を登っていく。
客席に向きなおした二人は、しっかりとお互いを抱き、ようやく結ばれた。
暗転し一旦裏に下がって、
ここからカーテンコール(呼び方カーテンコールでいいんよね?)
コロス役の方、キャビレッド夫妻、モンタギュー家、バリヤと
順番に円形ステに下りてきて、一礼。
もー、この時点で110の号泣・・・。
滝のように涙が。カーテンコールからは結構な大音量で音楽が
流れるから、周りの方には聞こえなかったとは思うけど、
嗚咽を抑えるのに必死。
拍手もしたいけど、両手がブルブル震えるし、
口は、「うえぇっ、えぐえぐえぐっ」って言いそうになるから
時々震える手で口をふさいだり、大忙し( ̄■ ̄;)
座ってるのは最前だし、周りも明るくなってるから、
そんな110が見えたのか、バリヤさんに
「あらあら」風に笑われた(気がする)えへ。
改めてロミオが出てきた瞬間、110の目の端に、
上手の特設席の方がいち早く立ったのが見えたから、
110も膝に置いたコートを座席において、スクっと立った!
すると、これまた膝に置いてて存在をすっかり忘れていた、
双眼鏡がゴロゴロ―と足元に落ちた(笑)
しかし、目の前1mにロミオ様がいるのに、両足の間に落ちた
双眼鏡を拾う時間なんて無いわな(真顔)
この日、自分の座り姿を少しでもマシにと思って、ヒールが高い
ブーツを履いてきてたんだけど、あたしゃースタオベのことまで
考えてなかったわ・・・。
スクっと立ったら、すぐに同じD列の他の方も立ったんだけど、
明らかに、110ひとりニョキっと頭ひとつ分デカイのよ・・・。
しまった――!!
と、思ってけど今さら座るのも、中腰になるのもおかしいし、
真後ろの人、スマン。
公演が始まる前に双眼鏡をバッグから出した途端、
「おいおいドコを見るつもり?毛穴?」と言われたことを
別に根に持ってたわけじゃござらんよー。(笑)
んで、カーテンコールのロミオ様。
上手、下手、センターとお辞儀をして階段⑤へ。
ジュリエットに手を差し伸べて、お先にどうぞと笑うあなたにクラクラよ~。
演者全員裏へ下がって、再びロミオだけがステージへ。
大きな拍手ともに、お辞儀をして裏へ。
会場には「すべての公演は終了しました」のアナウンスが流れていたけど
鳴り止まない拍手の嵐で、しばらくするとまたロミオが出てきてくれました。
階段⑤から出てきてビシっと敬礼するロミオ様vvv
円形ステまで下りて、
「皆さん、本当にありがとうございました。
いかがでしたか?」
舞台だからって、客席は拍手でリアクションしていたのに
「声が聞こえねぇ!」
って階段③へスタスタと歩きだしたよ!(笑)
慌てて客席も「ロミオ様ー!!」嵐☆
円形ステの中心に戻ってから
「皆さんのお陰で緊張しましたが、無事に終わることができました。
感動した人ぉ~?」
「はぁ~い」と老若男女入り乱れても良いお返事の観客達vv
「今日は田中聖が来てくれてます。ありがとねー!
これから始まったばかりですが・・・」
ここで、
「ゆっちはー?」の声がに∑( ̄■ ̄;)
「黙れ」と一刀両断なロミオ様。
「始まったばかりだけど、皆で怪我なく頑張って突っ走っていきたいと思います。
なので、帰った後ロミジュリ良かったよ!って宣伝してください。」
階段⑤へ登っていって、甘い声で
「皆とお別れするのは辛いけど、ロミオはこれから天国へ行かなければいけません。
それじゃーね!ありがとうございましたー!」
と、裏へはけていかれました・・・v
えっと、この本編の覚書部分だけは敢えて110のその時の感想を入れないで
書いてみましたが、これだけは書いておかないとね。
枕を抱いたジュリエットとブラウスだけのロミオのシーン。
ロミオ「ジュリエット、綺麗だよ。さっきまでの君は特に。」
ジュリエット「これで本当の夫婦になれたのね」
や っ ち ま っ た な 。
ややややや、やっぱり!!
ジュリ恵ったら枕抱いてるし、ロミ男の服がいつもより乱れてるし
おかしいと思ったら、そういう事か―――!!??
フンガ――――!!!
と、品無く興奮してしまって、自分が恥ずかしいわ・・・
なんて思っていたけど、その夜の上田担の宴で聞くに、
皆思ってたようで、安心したぞ☆
あと、ロミオを追ってジュリエットが自殺するところ。
毅然とした表情で客席を見た彼女に思いの強さを感じました。
バリヤは「生きていれば」と言ったけど、その表情を見ると、
それしか方法は無かったのかも・・・と思わせるジュリエットの演技でした。
――――おしまい――――
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広場ではマーとベンが町娘達を相手にナンパ中。
そこへ階段③から険しい表情をしたティボルトがやってくる。
ジュリエットの結婚を聞いて自暴自棄になっているティボルトは
難癖をつけ、売られた喧嘩を買ったマーキューリオとの剣を交えた乱闘に。
階段④からロミオ登場。
慌てて二人を止めに。
(二人の間にどう入ろうかとステージ下D列前に降りることも。)
ティボルトに「お前とは兄弟のように仲良くなりたんだ!」
と、必死に剣を収めさせようとするも、敵の家の跡継ぎに言われても
鼻で笑うティボルト。
ロミオが地面にお尻をつき、ティボルトに剣を向けられながら
「やめろ、レンゲの花が悲しむ!」
そこで、ようやくティボルトは幼なじみのジュリエットの相手が
ロミオ・モンタギューと気づかされる。
ティボルト「おまえか―――!!」
一気に頭に血が上って剣を振り下ろすティボルト。
その騒ぎの中、ティボルトの剣がマーキューリオの体を突き刺す。
目をこれでもか!というくらいに見開いて、今目の前の光景が
信じられないロミオ。
マーキューリオを抱きながら「早く医者を!」と叫ぶも
マーキューリオは船に乗る夢を果たせないまま死んでしまう。
ロミオは傍に落ちていた剣を広いティボルトを追う。
階段③上にロミオ、④にティボルトで決闘のイメージ。
円形ステに下りてきて、激しい戦いが続いていると・・・。
寝転んで上に向けているロミオの剣に、自ら向かって行ったティボルト。
「これでお前は、跡取りでも幸せな花婿でもない・・・。
ただの殺人者だ。
キャピレットもモンタギューも滅んでしまえ!!!」
必死でロミオを「あれは事故だったんです」とベンヴォーリオが庇っても
人を殺した罪は消えず、大公はベローナの町からの追放を言い渡す。
階段④にて
ロミオ「追放?もう家族にも会えない、ジュリエットを守ることもできない!」
そのまま④からはける。
ロレンス神父の教会にて。
階段③よりカーキ色の腰丈のマントを着たロミオ登場。
打ちひしがれるロミオに神父は
「若い人は嘆き悲しむことしかしない。感謝をしろ。
ジュリエット生きている、そしてお前に会いたがってる事だ。
これが一つ目の幸福。
二つ目はティボルトは殺そうとしたがロミオお前も生きている。
三つ目は、大公が下した判決は追放だ、死罪ではなく。
いずれ折をみて、私から二人が夫婦になったことを伝え、
ベローナに帰ってこれるようにしよう。
しばしの別れの前にジュリエットに会ってこい。
若者らしく笑顔で、いってきますと、言って。」
ロミオ「四つ目の幸福は、こうして神父様が親切にしてくださることですね」と。
「いってきます!」ようやく笑顔が出たロミオは階段③へはける。
階段④から大きな白い枕を片手に持ったジュリエットと、
ベストを脱いで白ブラウスの裾をパンツに入れず、
上に出したロミオが手を繋いで下りてくる。
赤い布が円形ステに全体にひかれて、その上に寝転がる二人。
間に置かれた枕の上で手を繋いだまま。
ロミオ「ジュリエット、綺麗だよ。さっきまでの君は特に。」
ジュリエット「これで本当の夫婦になれたのね」
起き上がって、ロミオはあぐらをかいてジュリエットは膝を抱いてる。
「俺はモテるから、浮気をしちゃってすぐ君から家から追い出されちゃうな」
「窓からあなたを放りだすけど、荷物はもらっておくわ。」
朝が近づいて、もう別れなければいけない時間が迫ってるのに
どうしても名残おしい。
「行かないで」と座ってるロミオを後ろから抱きしめるジュリエット。
バリヤが慌しく部屋へ入ってきて、「隠れなさい!」
両手で持って、床にひいてあった赤い布を壁のように自分の前に垂らすロミオ。
ジュリエットの両親が入ってきて、結婚が決まったことを告げる。
「嫌です!私には心に決めた人がいます!!」
泣きながら隠れているロミオの横に立ち、その手を握るジュリエット。
初日には、親の気持ちも分からない娘!と責め立てられるジュリエットに、
赤い布の後ろからすすり泣く声が。
7日は隠れているロミオが見える位置に座っていたので、
ジュリエットが真横の位置にくると
彼女の方を苦しそうな表情で見上げるロミオ、
3人の話を聞いてる時は、つらそうに顔を背けるロミオが見えました。
ジュリエットは、両親からの懇願に結婚を受け入れる返事をしてしまう。
階段⑤に移動していたロミオはその瞬間、苦しそうに身をよじり握りこぶしをつくる。
ロミオが神父にあてた手紙には、
「彼女の本心ではないことは分かっています。
だからこそ心配なのです。
どうか彼女の心の支えになってあげてください。」と。
どうしても結婚が嫌で、神父に相談に来たジュリエットは、
24時間仮死状態になる薬を神父から受け取る。
一気に飲み干し、その場に倒れるジュリエット。
ロミオ階段④から登場。
白地に黒い線でかかれたユリの柄のチュニック、
カーキ色の細身のパンツに黒ブーツ、腰のベルトに短剣。
他の町に追放され、神父の知り合いの薬屋に身をおくロミオの
元にベンヴォーリオがやってくる。
「俺は元気だよ!港についた船の荷物の上げ下ろしを手伝ってるんだ。
俺にはジュリエットと住む家を買うっていう夢があるからね。
休んではいられないよ!」
明るく振舞うロミオにベンヴォーリオが、結婚が嫌でジュリエットが
服毒自殺をしたことを告げ、最後に書いたロミオ宛の手紙を渡す。
彼女の死を信じようとしないロミオを心配するも、
「放っておいてくれ!
正直限界なんだ、こんな生活。
いくら働いたって家なんて買えやしない・・・。」
腰にあった短剣を放り投げ、
「家を出るときに唯一持ち出した、短剣だ。
これを売れば、家の一軒や二軒買えると思ったけど、
それじゃ意味がない。そう思って働いてきた。
権力や身分を嫌っていたけど、結局金が無きゃ何にもできない。
今だって、これをもって質屋に行くところだったんだ!
それでもジュリエットだけが俺の夢だったのに。
頼むから帰ってくれ、一人にしてくれ。」
泣き叫ぶロミオが見つけたのは、罪人や大病の患者に与える毒薬。
直ぐに僕も逝くからと、教会へ向かう。
その直後、神父の使いがロミオが住む家へ。
神父からの手紙を持った右手を振り上げ、
「ロミオ様!ローレンス神父からのお手紙です!
ジュリエット様は死んではおられません、眠ってるだけです、ロミオ様!」
伝言を聞けないままロミオはジュリエットが安置されている教会へ。
階段①から登場。
階段⑤に花に囲まれるように横たわっているジュリエット。
「頬もまだ紅く今にもしゃべり出しそうなのに、脈はない・・・。」
彼女の手紙を広げるロミオ。
代読するコロスの声が響く。
「再びあなたに会うまで、私は眠りにつきます。
そんな悲しい顔をしないでください。また直ぐに会えます。
まだ時間があるので、あなたと今何がしたいか考えてみます。
まず、歩きます。つまらないと思われるでしょうが、二人で歩きたいのです。
そしてあなたの働く場所で、いつも夫がお世話になっています、
と、少し背伸びして挨拶するのです。
家に帰ったなら、ふたりで食事を。
そんな普通の暮らしをしたいのです。」
ロミオ「ジュリエット、許してくれ。馬鹿な俺のせいで。
ティボルトにだって夢や希望があったはずなのに!」
薬ビンの中身を一気に飲み干し、彼女の傍に倒れるロミオ。
朝が来て、日差しがジュリエットを照らすと眠りから覚めるジュリエット。
傍に眠るロミオを見て、
「あなた、そこにいらしたの」
けれど返事はなく、手に持っていた薬ビンを見てロミオが
死んでしまったことに気がつく。
一人では死なせないとビンを持つが、薬は残っていない。
せめて、唇に残った毒で・・・と指先でロミオの唇をぬぐっても
もう1滴もない。
ロミオの腰の短剣を抜き、逆手に持って自分の胸にあてるジュリエット。
決心したかのように、客席へ顔を上げ
「怖くは無いわ、あなたと会えるんですもの!」
一気に短剣を引き寄せ、ロミオの傍に崩れ落ちる。
二人の家族、友が悲しみにくれながら両サイドの階段から下りてくる。
バリヤ「私には分かりません。お二人がどうしてそんなに死に急いだのか。
生きていれば希望がやがて生まれてくることもあるでしょうに。なのに何故・・・」
大公「この町ベローナは、愚かな大人達の憎しみあいのせいで
若い2人の愛を踏みにじり無常にも死に追いやったと、世界中に知れ渡るだろう。」
階段⑤に横たわる二人に光がさし、
天国へ向かうかのように二人が手に手をとって階段を登っていく。
客席に向きなおした二人は、しっかりとお互いを抱き、ようやく結ばれた。
暗転し一旦裏に下がって、
ここからカーテンコール(呼び方カーテンコールでいいんよね?)
コロス役の方、キャビレッド夫妻、モンタギュー家、バリヤと
順番に円形ステに下りてきて、一礼。
もー、この時点で110の号泣・・・。
滝のように涙が。カーテンコールからは結構な大音量で音楽が
流れるから、周りの方には聞こえなかったとは思うけど、
嗚咽を抑えるのに必死。
拍手もしたいけど、両手がブルブル震えるし、
口は、「うえぇっ、えぐえぐえぐっ」って言いそうになるから
時々震える手で口をふさいだり、大忙し( ̄■ ̄;)
座ってるのは最前だし、周りも明るくなってるから、
そんな110が見えたのか、バリヤさんに
「あらあら」風に笑われた(気がする)えへ。
改めてロミオが出てきた瞬間、110の目の端に、
上手の特設席の方がいち早く立ったのが見えたから、
110も膝に置いたコートを座席において、スクっと立った!
すると、これまた膝に置いてて存在をすっかり忘れていた、
双眼鏡がゴロゴロ―と足元に落ちた(笑)
しかし、目の前1mにロミオ様がいるのに、両足の間に落ちた
双眼鏡を拾う時間なんて無いわな(真顔)
この日、自分の座り姿を少しでもマシにと思って、ヒールが高い
ブーツを履いてきてたんだけど、あたしゃースタオベのことまで
考えてなかったわ・・・。
スクっと立ったら、すぐに同じD列の他の方も立ったんだけど、
明らかに、110ひとりニョキっと頭ひとつ分デカイのよ・・・。
しまった――!!
と、思ってけど今さら座るのも、中腰になるのもおかしいし、
真後ろの人、スマン。
公演が始まる前に双眼鏡をバッグから出した途端、
「おいおいドコを見るつもり?毛穴?」と言われたことを
別に根に持ってたわけじゃござらんよー。(笑)
んで、カーテンコールのロミオ様。
上手、下手、センターとお辞儀をして階段⑤へ。
ジュリエットに手を差し伸べて、お先にどうぞと笑うあなたにクラクラよ~。
演者全員裏へ下がって、再びロミオだけがステージへ。
大きな拍手ともに、お辞儀をして裏へ。
会場には「すべての公演は終了しました」のアナウンスが流れていたけど
鳴り止まない拍手の嵐で、しばらくするとまたロミオが出てきてくれました。
階段⑤から出てきてビシっと敬礼するロミオ様vvv
円形ステまで下りて、
「皆さん、本当にありがとうございました。
いかがでしたか?」
舞台だからって、客席は拍手でリアクションしていたのに
「声が聞こえねぇ!」
って階段③へスタスタと歩きだしたよ!(笑)
慌てて客席も「ロミオ様ー!!」嵐☆
円形ステの中心に戻ってから
「皆さんのお陰で緊張しましたが、無事に終わることができました。
感動した人ぉ~?」
「はぁ~い」と老若男女入り乱れても良いお返事の観客達vv
「今日は田中聖が来てくれてます。ありがとねー!
これから始まったばかりですが・・・」
ここで、
「ゆっちはー?」の声がに∑( ̄■ ̄;)
「黙れ」と一刀両断なロミオ様。
「始まったばかりだけど、皆で怪我なく頑張って突っ走っていきたいと思います。
なので、帰った後ロミジュリ良かったよ!って宣伝してください。」
階段⑤へ登っていって、甘い声で
「皆とお別れするのは辛いけど、ロミオはこれから天国へ行かなければいけません。
それじゃーね!ありがとうございましたー!」
と、裏へはけていかれました・・・v
えっと、この本編の覚書部分だけは敢えて110のその時の感想を入れないで
書いてみましたが、これだけは書いておかないとね。
枕を抱いたジュリエットとブラウスだけのロミオのシーン。
ロミオ「ジュリエット、綺麗だよ。さっきまでの君は特に。」
ジュリエット「これで本当の夫婦になれたのね」
や っ ち ま っ た な 。
ややややや、やっぱり!!
ジュリ恵ったら枕抱いてるし、ロミ男の服がいつもより乱れてるし
おかしいと思ったら、そういう事か―――!!??
フンガ――――!!!
と、品無く興奮してしまって、自分が恥ずかしいわ・・・
なんて思っていたけど、その夜の上田担の宴で聞くに、
皆思ってたようで、安心したぞ☆
あと、ロミオを追ってジュリエットが自殺するところ。
毅然とした表情で客席を見た彼女に思いの強さを感じました。
バリヤは「生きていれば」と言ったけど、その表情を見ると、
それしか方法は無かったのかも・・・と思わせるジュリエットの演技でした。
――――おしまい――――
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